くり~み~あじ~る

Notes Toward a Supreme Fiction

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Diary 『テクストの楽しみ』ロラン・バルト/『鏡の中は日曜日』殊能将之

バルトはテクストを二種に分類する。 楽しみのテクスト―満足させ、満たし、幸福感を与えるもの。文明からやって来て、文明と決裂することなく、読書の心地よい実践とむすばれるもの。 歓びのテクスト―放心の状態におくもの、意気阻喪させるよの。読者の、歴…

Diary 『テクストの楽しみ』ロラン・バルト/『鏡の中は日曜日』殊能将之

バルトはテクストを二種に分類する。 楽しみのテクスト―満足させ、満たし、幸福感を与えるもの。文明からやって来て、文明と決裂することなく、読書の心地よい実践とむすばれるもの。 歓びのテクスト―放心の状態におくもの、意気阻喪させるよの。読者の、歴…

Diary 『隠喩としての建築』柄谷行人

柄谷行人はゲーデルのメタファーを用いて自己言及について考える。隠喩としての建築とは、混沌とした過剰な生成に対してもはや一切自然に負うことのない秩序や構造を確立することとして提示される。 F・M・コンフォードはギリシャ思想の世界の見方を制作とし…